自分史を自費出版、知っておきたい豆知識
2017.7.20

自分史を自費出版で作る場合いろいろなことを考える必要がでてきます。
調べることも多いことでしょう。
今回はこれだけは抑えておきたい自費出版の豆知識を紹介します。
共同出版と個人出版
自費出版とひとくくりにして言うことが多いですが実際には共同出版と個人出版に分かれています。
これは費用から販売、流通などの負担を誰が担当するかで決まります。
全部一人で負担する代わりに自由な個人出版
費用・販売・流通・宣伝などを全て自分でおこなうのが個人出版です。
印刷会社なども自分で探す必要があります。
大変ではありますが自由でやりがいがあります。
また、自分史の中でもプレゼント用に1〜10冊程度であれば、流通や宣伝、販売などを考える必要がありませんので個人出版となります。
負担を分けることで出版しやすくする共同出版
自費出版における費用を出版社などと分担するのが共同出版です。
費用を負担といっても、大体が流通・宣伝・販売の費用を出版社が負担して制作費用などは執筆者が負担するというのが多いようです。
書店などで販売したいなど流通させたい場合はこの共同出版が視野に入ります。
契約内容などでトラブルも少なくないため事前に出版社についてよく調べましょう。
納得できないこと、不安や疑問がなくなるまで契約はしない
当たり前のことですが、作りたいイメージの自分史と合っているかをよく確認します。
依頼から完成までの流れと完成品のイメージが不明瞭なまま進めると、完成品が思っていたものが違っていたり制作に多大な労力が必要になったり思わぬ費用が発生したりとトラブルに見舞われることがあります。
完成品のサンプルがあれば見せてもらったり、制作の流れや制作の仕方など気になることは依頼の前に解決しましょう。
自分がどれくらい時間がとれるのか、費用はどれくらいがいいのかも考えておくと制作会社・出版社選びの時に大いに役に立ちます。
個人出版でも法的な責任や著作権がある
個人的な仕様であっても配布する以上、なんでも自由に制作できるわけではありません。
他の著作物からの引用や素材の仕様には十分に注意する必要があります。
特にネット上から画像を勝手にもってきて掲載などはやめましょう。
また同時に、制作した時点で著作権が発生します。
制作した自分史の著作権は基本的に著作者にありますが、契約内容によっては制作会社や出版社に著作権が設定されている場合があるので十分に注意して契約内容を確認しましょう。