2019.10.01
卒業アルバム制作会社はどんな仕事をしてるの?夢ふぉとのオフシーズンの仕事を紹介します
こんにちは。マーケティング部の宮本です。
卒業・卒園アルバムは、多くは卒業式が行われる2月や3月に納品され、卒業生や保護者の手に届きます。
夢ふぉとは卒業アルバム制作専門の会社として、海外の学校様や多様なニーズに対応するため、一年を通して受注と納品を行っていますが、納品する卒業アルバムの約50%が2月後半から3月前半に集中しています。
弊社では、伝統的な卒業アルバム用の製本技術を採用しているので、ご入稿から印刷・製本の工程に6週間から8週間の納期をいただいております。
そのため12月頃から4月頃までは印刷・製本が集中し、お客様とのやりとりも伴って増加するため、いわゆる繁忙期と呼ばれるような慌ただしい状態となります。
一方で、卒業アルバム制作の専門会社は繁忙期以外だと何をしているのか、考えたことはありませんか?
もしかすると会社の外からは想像がつかないような仕事があるかもしれません。
今回は、オフシーズンに夢ふぉとが取り組んでいる仕事を、部署やプロジェクトごとにご紹介します。
実は一般的な企業の営業部とはかけ離れた部署『営業部』
お客様が普段やりとりするアルバムコーディネーターは、この営業部の所属です。
人数がもっとも多い部署で、アルバムのご説明やご提案をしたり、お客様のアルバム原稿のチェックを行ったり、ご質問やご相談に応対する制作サポートをしたりと、お客様と関わること全般を担当します。
一般的にイメージされる営業部のお仕事に比べると、多岐にわたる業務を担当します。
人数が多いため、お客様からの問い合わせに対して、対応するスタッフによって内容が変わらないように、繁忙期に向けて受け答えのトレーニングや商品知識を備えるための勉強会を実施しています。
アルバム制作ソフトが改良されたり、商品ラインナップやデザインが毎年増えているので、それらを踏まえた対応のアップデートをすることが、オフシーズンに営業部が行う中心的な取り組みです。
また、学校様や保育園・幼稚園様と直接やり取りを行い、もっとも長い時間お客様と接する機会が多いため、自然とお客様のニーズをよく把握しているスタッフが多いです。
そのため、お客様へお送りする資料やパンフレットの改善や、商品ラインナップの改定など、会社全体に影響するような動きも、営業部を中心となって行います。
一般的な企業ではマーケティング部が行うような領域の仕事も、営業部の仕事としてみなされているのが、夢ふぉとのユニークな点だと思います。
アルバム制作と商品開発の実行部隊『制作部』
卒業アルバムのデザインや色校正、画像補正など、実際の制作を担う制作部は、一年に2,000以上の案件に携わります。
膨大な案件を分析しながら、どんなデザインが人気だったか、オペレーションに無理や無駄がなかったかなど、来シーズン以降のサービス品質向上や効率化のために振り返りを行っています。
アルバム大賞もそのひとつです。
制作スタッフが一同に介して選定します。
応募作品すべてのデザインを印刷して、様々な観点から受賞作品を選びます。
6回目となる2018年度の受賞作品発表は例年より少し遅れてしまいましたが、それは年々お客様が制作するアルバムデザインのクオリティが上がってきて、選ぶのが困難になっているからなのです。
これも、「もっと卒業アルバム作りを楽しんでほしい」という夢ふぉとが掲げる理念や文化が少しずつ広がっていることを感じます。
なかにはアルバム大賞に受賞することを目標に工夫を凝らしたという声もあり、スタッフ一同とても嬉しく思っています。本当にありがとうございます!
新デザイン・新商品の開発
夢ふぉとはお客様やスタッフ個人の意見をどんどん取り入れる企業文化があるのですが、アルバムのデザインも同じです。
「いま世間ではこういうものが流行っている」「お客様からこういう要望があった」といったアイデアを一年通して蓄積。納品が落ち着いた春頃から、どのアイデアを実現していくのかなど、会議を通して新デザイン開発を行っていきます。
アイデアによっては新商品という形で開発を行うこともあります。「夢カプセル」などもそのひとつの例です。
今後、デザイン開発の裏側にも密着してお伝えしたいと思います。
夢ふぉとの裏方担当『マーケティング部&広報部』
バックオフィスに該当するこのふたつの部署は、実は会社の繁忙期に影響されません。制作や営業の部署のように、入稿への対応といった物理的に仕事量が増えることはないので、明確なシーズンごとの切り分けはありません。
主にWebを通して情報を発信する夢ふぉとでは、お客様がWebサイトのどのページをよく見ているのか等、データを分析して改善のヒントを得ています。
しかし卒業アルバムという商材柄、Webサイトを見られる時期には波があります。納品のシーズンとほぼ連動していて、3月と4月のアクセス数はなんと、10月の約10倍のアクセスがあります。
そのため、毎月の成果をもとに大きな改善をすることは良い結果につながりません。
11月頃から4月頃までのアクセスが多い時期のデータをもとに、次のアクセスが多い時期までにどんな改善を施すのか、計画を立てて実行しています。
そこで、今年の9月までにどんなことに取り組んでいたのかをご紹介します。
夢ふぉと初の広報メディア『つむぐ』
今ご覧になっているページが、新しくオープンした『つむぐ』です。
アルバムを制作するお客様とは一年を通してやりとりをするので、納品する頃には夢ふぉとのことを深く理解していただいている状態になるのですが、それではクローズドな関係で、ご本人とご紹介いただいた方にしか夢ふぉとらしさが伝わりません。
夢ふぉとでは今後、さらに事業を拡大していくためには、Webサイトでも広くお客様に夢ふぉとの社内のことやスタッフについて、より深く理解していただけるようになっていきたい、と感じていました。
つむぐ企画資料。中身は見せられません…!
企業のWebサイトは売り込むことが目的である場合が多いですが、夢ふぉとでは大切なお客様との接点だと捉え、「お客様と繋がる」をテーマに企画しています。
そこで夢ふぉとに関わるすべての人をテーマに、「思い出をつむいでいきたい」という願いを込めて命名し、企画したのがこの『つむぐ』です。
今後も様々な記事を公開していくつもりなので、ぜひたまにチェックしてみてください!
LINE BOTの開発
夢ふぉとでは、お客様との接点を多く持つことも大切にしています。すべての方に安定してスムーズな対応を行い、品質を保ちたいという考えから、手動対応していたLINE公式アカウントを、自動対応するように開発しました。
夜中でもサッと資料請求ができたり、簡易な見積もりが照会できるほか、お得なキャンペーンの情報などをお送りしていく予定なので、ぜひ友達登録をお願いいたします。
コーポレートサイトのリニューアル
夢ふぉと、社内外のいろいろな人からこんなことを言われます。
「Webサイト、めちゃくちゃ多くないですか?」
そうなのです。経緯は省きますが、とてもたくさんのWebサイトがあります。
複数のWebサイトがあること自体は悪いことではないのですが、「どれを見ればいいのか分からない」、「そもそも存在自体を知らない」などの課題を抱えていました。
コーポレートサイトもそのひとつで、そもそも存在を知らなかったという方は多いのではないでしょうか?
それもそのはずで、今ご覧になっているこのサイトはコーポレートサイトではないのですが、コーポレートサイトの存在意義が薄くなるほど、このサイトの情報量が多くなってしまいました。
なので、今回のリニューアルでは掲載するコンテンツを絞り、採用に特化したサイトとして企画しました。
卒業アルバムをお作りになるお客様だけでなく、提携企業様や夢ふぉとで働くことを考えている方に、どんな会社なのかを知ってもらえればとても嬉しいです。
スタッフや部署の紹介もあるので、チェックしてみてください。
カメラマンとしても活躍するパートスタッフさんにオファーして、一日がかりの撮影を行いました。
夢ふぉと社内の仕事内容をご紹介するのは初めての試みでしたが、いかがだったでしょうか。
意外だったことや想像していなかったような仕事があったでしょうか。
約40名のスタッフそれぞれに必要な役割があり、夢ふぉとが21年間卒業アルバムを作り続けられているのも、たくさんのご依頼をいただけているからこそだと感じています。