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個人写真撮影アプリ「kotori(ことり)」ができるまで

こんにちは。広報スタッフの高阪です。
夢ふぉとは、1月10日に卒業アルバム専用の個人写真撮影アプリ「kotori(ことり)」をリリースしました。そこで今回は「kotori」が完成するまでの道のり、開発の舞台裏などをお伝えしたいと思います。

 

先生の一言から誕生した「kotori」
 

卒業アルバム制作のスタートは毎年4月。新しく小学6年生の担任になった先生と一緒に1年をかけてアルバム作りをしています。「kotori」を作ろうと思ったきっかけは、ある先生とお話をしている時でした。

「個人写真は、撮影日に欠席した子や学校を休みがちの生徒は別の背景になってしまうでしょう?アルバムを見返した時に、悲しい気持ちになってしまうかもと思うと残念で……」。

以前当社で行った卒業アルバムのアンケート調査でも、個人写真ページへのご不満のコメントが数多く寄せられました。例えば「撮影日に風邪で休んでしまい、自分だけ背景が違って悲しかった」「写真写りが悪くてがっかりした」など。みなさんにも覚えがあるのではないでしょうか?

「プロに頼めば再撮影や加工もできるけれど、予算もあるし……撮影する人や日にちが違っても、みんな同じ背景にできたらって思うんですよ」。
限られた予算と時間の中でも、生徒みんなが喜ぶアルバムを作ってあげたい。先生の温かい気持ちと言葉が私たちの心に強く残りました。

そこで、誰でも簡単に個人写真撮影と加工ができるアプリを開発することにしたのです。

 

先生方の負担をできる限り軽くしたい

卒業アルバムは毎年、先生方が多くの時間をかけて制作されています。お話を伺ってみると、最も時間と手間がかかるのが個人写真ページということが分かりました。

個人写真の撮影には
・カメラマンの確保、日程調整
・撮影の立ち会い
・欠席した生徒の再撮影の手配
など、行事や部活写真と異なり、作業に数日かかるのが現状。撮影後も写真を選び、転入や転校する生徒が出た場合はさらに調整したりと、終わりが見えません。

「kotori」の開発を進めていく中で、このような先生方の負担を少しでも減らしたいと考えるようになりました。


重視したのが3つのポイント。

kotoriメリット

機能ポイント▼
(1)撮影しやすさ
普段写真を撮る時と同じ感覚で撮影ができるように、シンプルな操作性

(2)加工しやすさ
数回タッチするだけで背景を切り抜き、残った細かい部分も簡単に調整
58種類の背景から選べ、学校やクラスの雰囲気に合うものをワンタッチで合成

(3)写真選定・整理、制作をソフト連動でスムーズに。
アプリ内でクラス毎のフォルダ整理を行い、当社開発卒園・卒業アルバム専用「らくらく制作ソフト(Myself含む)」へアップロード。写真集めや制作業務も短縮します。

 

目指したのは「全員が主役の卒業アルバムづくり」
・先生方の作業負担を減らすこと
・受け取る子どもたちが全員が平等に写ること

詳細はこちら▼
kotori(ことり)アプリ専用サイト

 

特に実現が難しかったのが①の「撮影しやすさ」。照明やレフ板などの撮影道具がない中、スムーズに写真を撮る方法を何度も検証しました。教室の低い天井や蛍光灯の光に悩まされることも。廊下や体育館の外壁など、様々な場所で撮影テストを繰り返しました。

 

撮影テスト
<ご協力いただいたT小学校様 教室撮影デモテスト中>

 

教室撮影テスト
<撮影テスト中も、みんな興味津々!笑わせようとみんな必死です。>

 

最後に集合撮影
<最後に、広報カメラマンが協力のお礼に全員でハイチーズ!>

 

アプリのサービス名は社内投票で決定!

アプリ制作が山場を越えた頃、「アプリの名前はどうする?」という話になりました。
これまでは開発チームで決めていましたが、今回は誰もが経験している個人写真撮影に特化したアプリということで、全スタッフに公募を募り、投票で決定することに。すると、お客様の声を一番よく聞いている相談窓口の社員やパートさんからも次々とアイデアが!(驚) 熱い期待が伝わってくるようでした。

そして、夢ふぉとスタッフ全員で選んだタイトルが「kotori」
kotoriロゴ
「個人撮り」+「一人ひとりをしっかり撮影できる」を略して「ことり」です。キーカラーは黒板のグリーンに決定。そして、ロゴマークをご覧ください。小鳥のイラストに「個人」の文字が隠れているのです。気づいていただけましたか?(笑)

 

 

みんなが主役の卒業アルバムを届けるために

個人写真ページイメージ

「kotori」を皆さんにお届けすることはできましたが、まだ課題はあります。学校によってインターネット環境は異なりますし、個人情報やセキュリティ管理が厳しくなっている今、教育委員会へ撮影許可の申請なども必要になることもあるでしょう。

それでも先生方が個人写真を撮影できれば、時間短縮や負担軽減だけでなく、もっと大きなメリットがあると思うのです。

以前、制作した卒業アルバムのお話です。

その小学校は離島にあり、卒業生は8人。最も印象的だったのが、個人写真のページです。お気に入りのマンガや野球ボールなど、宝物を手に持ったとびきりの笑顔で写る生徒たち。写真は、担任の先生が撮影したものでした。

個人写真は、「もっと自由に自分たちらしく」私たちはそう考えています。
緊張してどこかぎこちない表情ではなく、自然体で先生に笑いかける姿が並ぶページは、将来アルバムを開いた時にも、学校生活をより一層楽しかった思い出としてよみがえらせてくれるのではないでしょうか。

今後「kotori」を活用していただき、生徒全員の笑顔と思い出を平等に残すアルバム制作のお手伝いができれば幸いです。
 

集合写真

親交のある小中学校の皆さんに多大なご協力をいただき、遂に完成した「kotori」詳細は、下記のサイトをご覧ください。

kotori(ことり)アプリ専用サイト